コメの価格を高く維持しようとしてきた農水省
さらに、放出したコメは政府が1年後に買い戻すとしているため、来年もコメ不足が生じるのではないかとの見方が残る。そうなると価格は大きくは下がらない、というわけだ。
専門家の中には、農水省は高価格維持政策を採っていると見る向きもある。農水省が長年続けてきた減反政策も供給を減らすことで価格を維持することが目的だった。主食用米に代わって別の作物を生産する産地や農家に対し、補助金や交付金を支払ってきた。政府が市場に介入してきたのだ。
2017年度をもって減反政策は廃止されたとされる。もっとも、その後も都道府県が独自に生産数量目標を設け、市町村に配分している。また、飼料米に高い補助金を出すことで、食料米からのシフトを奨励し、食料米の供給削減による価格維持策を続けている。
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