「負の遺産」とも呼ばれた会場の夢洲

会場の夢洲は、人気観光地のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)や海遊館(水族館)から数キロ圏内にある。広さは阪神甲子園球場約100個分(390ヘクタール)で、万博ではその約4割(155ヘクタール)を使う。

夢洲はかつて、大阪市が湾岸部に開発をめざした「新都心」の一部として位置づけられたが、バブル崩壊によって計画は頓挫した。2008年に開催をめざした「大阪五輪」の選手村の建設予定地にもなったが、誘致合戦で北京に敗れた。