過保護にすることが祖父母の喜びだった

私の家には男の子が3人います。もうとうにみんな大人になって自立していますが、私たち夫婦は、長男が生まれる前に私の両親を招いて同居することにしました。子どもたちは3人とも、生まれてみたら両親もいるし祖父母もいる、という家庭で育ちました。

祖父母というのはとにかく孫から目を離さない。もちろん親もあるていどはそうしているわけですが、祖父母はそれ以上に目も心も離しません。孫が喜ぶことをしてやることこそ、祖父母にとっては最大の喜びでした。

これはもちろんある種の過保護です。ときにはしつけとしては望ましくないようなことでも「孫が喜ぶから」とやってあげる。けれどそれが同時に自分の喜びなのです。毎日、これが「喜びを分かち合う」ことの原形なのだな、と思うような場面ばかりでした。