「常識」はムラ社会のローカルルールに過ぎない

たとえば私が卒業した東大の医学部には「東大医学部を出たからには、大学教授になるべき」という常識がありました。東大医学部を卒業したら、そのまま医局に残り、大学病院の教授になるための出世レースに勝ち残るのがエリートコース。大学病院の教授は勝ち組、それ以外は負け組と自動的に見なされてしまうわけです。

しかしぶっちゃけて言うと、大学病院とは「教授の意見に従わなければ生き残れないところ」。下っ端にとっては毎日が我慢の連続で、強いストレスにさらされ続けることになります。

一方、開業医になれば、経営の難しさはつきまとうものの、上司の顔色をうかがうことからは解放されます。教授職のように定年もありませんから、望む限り働き続けることが可能です。