貯金箱に開けた「4つの投入口」

ひところ、子どもに資産運用を教えるための様々な試みがよく報じられたが、2008年9月のリーマン・ショック以降、とんと聞こえなくなった。

資産運用はしばしば「ものづくり」の対極に置かれる。「マネーゲームはダメだ。日本人はものづくりだ」というしたり顔の講釈は昨今珍しくないが、世界中をマネーが大量に駆け巡る今、未来に生きる子どもたちに質素・倹約・蓄財を言い聞かせるだけでいいのか? という疑念が湧く。