「隠れた因果関係」に気付けるかどうか

あるいは、AとBの相関関係の裏に、別のCという原因が隠れていることもあります。

たとえば、「運動能力の高い子は勉強ができる」という相関関係。多くの人がこのデータを見ると、ついつい「運動能力の高さ」と「勉強ができる」ことの因果関係を読み取ろうとします。「運動能力が高いと脳が発達するから、勉強もできるのか」とか、「運動能力が高い子は勉強にも集中して取り組める」とかいろいろ考えるんですね。

でもおそらく、このデータの裏側にあるのは「親が教育熱心」という原因Cです。親が教育熱心だから子どもには良い環境を与えるし、勉強も運動もできる子になってほしいと考えて、どちらにもお金をかける。そうすると子どもの成績は良くなるし、運動もできるようになるわけです。