⑤アメリカ大統領選

アメリカ大統領選は4年に1度、オリンピックと同じ年に行われるビッグイベント。

アメリカ国旗を背景にした投票箱に投票用紙を手に。アメリカ大統領選挙のコンセプト
写真=iStock.com/IherPhoto
※写真はイメージです

2024年の同選挙は11月上旬、共和党の前大統領であるドナルド・トランプ候補が、米国初の女性大統領を目指した民主党のカマラ・ハリス候補を下し、大統領に返り咲くこととなった。民主党と共和党の二大政党で争われるアメリカの大統領選は、それぞれの党が約1年間をかけて候補者を1人に絞る。

有権者は州ごとに人口に応じた数の選挙人を選び、選挙人が候補者1人を選ぶ(間接選挙制)。伝統的な価値観を大事にする(保守)共和党は、主に白人層、地方に支持者が多いとされ、シンボルカラーは赤。福祉や人権を重視する(リベラル)民主党は、黒人や移民、都市部に支持者が多く、シンボルカラーは青。

しかし、現民主党政権への不満から、今回は黒人や移民たちの一部の票も共和党に流れた。

●出題されそうな関連ポイント

【自由民主党総裁選】

2024年9月には、国内の自由民主党総裁選と立憲民主党の代表選挙が行われた。自民党では、9人の立候補者の中から石破茂氏が、立憲民主党では4人の立候補者から野田佳彦元首相が選出された。石破氏は10月に与党(自民党・公明党)の支持を得て、第102代内閣総理大臣に指名された。すぐさま衆議院を解散して、同月下旬に実施した総選挙では、与党は過半数割れとなった。その後、特別国会での首相指名選挙の結果、石破氏は第103代内閣総理大臣に。


【選挙権の変遷】

2025年は、1925(大正14)年に満25歳以上の男性すべてに選挙権が認められた普通選挙法成立からちょうど100年の年。そして、選挙権が満20歳以上の男女に付与された1945(昭和20)年は80年前。満20歳以上から満18歳以上に引き下げる法改正が成立した2015(平成27)年は10年前のこと。「そうした意味で、2025年はメモリアルな年となります」(繁田さん)


【都知事選】

国政政党の総裁・代表選だけでなく、2024年は地方選挙も実施された。7月の東京都知事選では史上最多の56人の立候補者から、現職の小池百合子氏が元広島県安芸高田市長の石丸伸二氏や元参議院議員の蓮舫氏などを破り、3回目の当選を果たした。

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