忙しい人に仕事を頼む、納得の理由
「仕事は忙しい人に頼め!」という言葉をよく耳にします。
でも、なぜわざわざ暇な人ではなく、忙しい人に頼むのでしょうか?真剣に考察してみると、その理由がいくつか見えてきました。
時間管理のスキルが高い
忙しい人は、多くのタスクを抱えているため効率よく時間を使い、優先順位をつける力が必要になります。つまり、そうしなければ仕事をこなせないからです。だからこそ、新しい仕事が増えても、適切に計画を立ててうまく対応できるのです。
信頼と実績がある
忙しい人は、これまでにも多くの仕事をこなし、その結果、信頼を得て実績を積んできました。だからこそ、次々と仕事が回ってくるのです。この繰り返しで、さらに信頼と実績が積み重なります。そして、本人も頼まれた仕事を確実にやり遂げることで自信がつきます。
私も忙しいときにさらに仕事を頼まれると、「お前はいつも最終的にやり遂げる。今回もきっとできる。今まで一度も失敗したことがないのだから」と自分に言い聞かせ、その言葉をノートに書いてから仕事に取りかかります。
そうすると結局、いつものようにやり遂げているのです。
仕事上のピンチなんて意外と大したことはない
課題解決能力が高い
忙しい人は、たくさんの問題に直面しますが、その中で迅速に解決策を見つける力を身につけていきます。新しい依頼が増えても、効率よくこなしながら仕事を進める能力が自然と養われていきます。
私も年を重ねるごとに多くの経験を積み、大抵のことは乗り越えられると信じています。実際に問題が起こっても、「ピンチだ、大変だ」と慌てずに、問題点を紙に書き出して整理し、難しい課題は上司や専門家に相談して解決してきました。
話はそれますが、仕事上のピンチなんて意外と大したことはないと思っています。
今、仕事で抱えているピンチを思い浮かべてみてください。そして、1年前の今日、どんなピンチがあったか思い出してみてください。おそらく、思い出せないですよね。
つまり、今抱えている問題も、1年後にはすっかり解決していて、思い出すことすらできないのです。どうせ覚えていないのなら、クヨクヨしたり、ネガティブに考えたりするのはやめて、さっさと行動に移したほうがいいですよね。
自分ひとりで解決できないなら、上司や先輩、同僚に相談して一緒に進めていくのがベストです。何度も言いますが、1年後には解決していて、思い出すことすらできないのですから。