旧態依然とした採用方法が災いして、「人材争奪戦争」で苦戦している企業は多い。企業の将来を担うベストな人材をとるために、採用担当者が留意すべき点とは……。

戦略的人的資本コンサルティング会社、トライアングル・パフォーマンスのクライアント各社は、かなりの数の中間管理職や幹部を新たに採用している。「これは、低レベルの労働者の雇用も上向いてくる兆候だ」と、同社の社長、ケビン・バーチェルマンは言う。

しかし、このように雇用が再び活発化するなかで、企業は1990年代後半の「人材争奪戦争」で直面した課題とはまったく異なる新たな課題に直面している。「ドットコム・ブームの時代には、企業はポジションを埋める必要に迫られていたので、基準を引き下げた」と、バーチェルマンは言う。だが、今日のより合理化された環境では、予算はより厳しくなり、誰もがより大きな責任を抱えている。失敗が許される余地は小さくなっており、新しいポジションが設けられたら、それを適切な人材で埋めなければならないというプレッシャーは大きくなっている。