「水を飲んでからベッドに入る」ではダメだった

どのぐらい前から夜にビールを飲む習慣が続いているのかたずねてみたところ、大学時代からだった。勉強の合間に自動販売機で塩辛いスナックを買い、それを夜遅く、ビールといっしょに食べていたのだ。ちょっと考えてから、カミールは別にそれが大好きというわけではないと認めた。ただの習慣、ただ「喉が渇く」からだけだった。よく考えずに大学時代の習慣を、15年間も続けていたことが明らかになったのだ!

明らかなことからまず試すべきなので、わたしはいった。「喉が渇いているなら、水を飲んでからベッドに入ったら?」もしも彼女がこの「敵」を認知して服従させるなら、数カ月のうちに2.5キロから5キロ減量できる。その効果を考えれば、これはたやすいことに思えた。

しかし、それほど簡単にはいかなかった。カミールはビールの泡や味に夢中になっているわけではなかったが、水よりももっと心が弾むものをほしがったのだ。意外にも、彼女の解決策はハーブティーだった。彼女がいちばん好きなのは、ヴェルヴェーヌとミントで、どちらも穏やかな鎮静効果がありリラックスさせてくれる代用品だった。彼女はさらに新しい種類も試したがり、ハーブティーのかなりの目利きになった。