大掃除の正解は10月

大掃除は12月ではなく10月にするべきです。10月に大掃除に取り掛かれば、家事代行サービスも安く頼めますし、季節のものを整理できるので、無駄遣いを防げます。

また少し話が飛躍しますが、12月は単純に寒い時期。ただでさえ疲れが溜まり、免疫が落ちてくる時期に寒い中、窓を開けて大掃除をすると、風邪をひく可能性大です。実際、私も子どもの頃に、年末の極寒の日に窓拭きをさせられて、ひどい風邪をひいたことがあります。体調を崩すと、薬代が病院代など医療費もかかるし、仕事のパフォーマンスも落ちます。予定していた帰省をとりやめて、チケット代がむだになるなんてことも……。

一方、10月なら窓を開けても気持ちいい時期。12月と比べて、寒さで具合が悪くなることもないでしょう。

ちなみに、わが家は10月に家事代行サービスをお願いして、お風呂やキッチンなどの水回りと換気扇、それから家じゅうの窓を徹底的にキレイにしてもらっています(食器棚やパントリー、クローゼットの中などは、ふだんから気がついたときに、ちょこちょこと進めています)。

とにかく大掃除はプロに念入りにやってもらい終了としています。これを無駄使いと思う人もいるかもしれませんが、プロに頼むことで時間が生まれて、その間に仕事などのすべきことができるので、私はこれを無駄使いとは思っていません。これも時間管理のひとつの手段ですね。

これからやる人のための2ステップ

では、今あわてて大掃除に取り掛かっている人、まだ手をつけていない人はどうすればよいのでしょうか。諦めて片づけないよりは、来年の自分のために片づける方が良いに決まっています。2ステップで考えていきましょう。

ステップ1:ゴミの日をカレンダーに書き出す

まず最初にやってほしいのが、年末までにゴミを出せる日をカレンダーに書き込むこと。不要なものを捨てるのが片づけの最初の手順であり、最低限、いらないものはすべて年内に手放してほしいからです。燃えるもの、燃えないもの、不要品の回収、地域によって異なるので、お住まいの地域の日程を確認してカレンダーに記入したうえで、自分が片づけのできる時間を見つけていきましょう。

たとえば土曜日の3時から5時までならできるとか、来週はフレックスが使えるから朝はできるな、と隙間時間を可視化していきます。それをゴミの日と照らし合わせると「ここまでに燃えるゴミを集めないといけない」と動きが見えてきます。

ゴミが集まったから捨てる……ではなく、ゴミを捨てる日に合わせて自分を動かしていくのです。