同じブランドの補助ベルトもウソだらけ

② 補助ベルト

筆者がAmazon広報に違法商品であることを通報した後、しばらくは販売が行われていなかったが、なんと12月13日に同製品の販売が再開されていた。

補助ベルトは12月13日から販売再開
補助ベルトは12月13日から販売再開

さらに、同じタイプの製品は他ブランドからいくつか販売されている(ECE R44/04適合とは書いていない)。いずれも3歳から使用可能とされているが、もちろんチャイルドシートの代わりに使うことは厳禁である。

Goodasstが販売している補助ベルトの商品説明。こちらも「ECE R44/04に合格」とあるが…
筆者提供
Goodasstが販売している補助ベルトの商品説明。こちらも「ECE R44/04に合格」とあるが…
Goodasstではないが、同様の補助ベルトは複数、Amazonで販売されている。チャイルドシートとしての認証は得ていないので、5歳までの使用は法律違反になる
筆者提供
Goodasstではないが、同様の補助ベルトは複数、Amazonで販売されている。チャイルドシートとしての認証は得ていないので、5歳までの使用は法律違反になる

購入した補助ベルトを確認してみると、「ECE R44/04」のEマークタグが縫い付けられていたが、こちらも偽造である。写真を見ると、Eマークタグには明らかに他社の商品「SMART KID BELT」とプリントされている。認可番号も①のベルト調整式ジュニアシートと同じ番号「44R-04 4013」となっている。明らかに別の商品である。

Eマークの認証タグに「SMART KID BELT」の商品名が入っていた。形状も異なるまったく関係のない製品(OEMでもない)なのに、他社製品の名前まで入れて偽造するとはどういうことなのか
筆者提供
Eマークの認証タグに「SMART KID BELT」の商品名が入っていた。形状も異なるまったく関係のない製品(OEMでもない)なのに、他社製品の名前まで入れて偽造するとはどういうことなのか