食べたいメニューが二つなら、一緒に行く人を誘えばいい

私は先日、子どもたちを連れてテーマパークに行ったのですが、駐車場に一人残り、車の中でパソコンを開き、オンラインでコーチングの仕事をしました。

テーマパークでは遊びに徹するのが世の常識ですが、私にとっては子どもと遊ぶ時間も仕事をする時間も、両方大事です。そのため、一部の時間を仕事に充てたのです。そのような選択をしても、家族からは文句一つ言われたことがありません。

「二兎を得るにはどうすればいいか」を考えれば、必ず方法が見つかるのです。

初級 ワクワクするほうを選ぶ

二者択一で悩んだときは、ワクワクするほう、ときめくほうを選んでください。

たとえば、コンビニでアイスを買うとき、いつもなら買わない高級アイスを手にしてみましょう。これがワクワクするほうを選ぶ訓練となります。

一条佳代『行動力神メソッド55』(三笠書房)
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中級 冒険心をもって、やったことがないほうを選ぶ

カフェや飲食店で、いつものお決まりのメニューではなく、時には違うメニューを選んでみてください。それだけでも、自分の視野が広がります。

上級 二者択一の場合、両方得る方法を考える

中級までトレーニングできたら、次は、両方を得るトレーニングです。ランチで食べたいメニューが二つあったら、一緒に行く人を誘って、相手に「シェアしない?」と声を掛けてみるなど、両方を得るための工夫を考えて行動します。

ここまでくれば、二兎を得る感覚が徐々に身についてくるはずです。

Point どちらか一つを選ぶという発想を捨てよう
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