自由に発想を広げ、理想のモデルケースを探す
初級 タラレバ思考を受け入れる
初級では、タラレバ思考の言い訳をしている自分を、否定せずに受け入れるところから始めます。タラレバで考えてしまっても大丈夫。自分の中にタラレバ思考があるという事実を認めるだけでも、大きな前進です。
中級 タラレバ思考を手放して得られるものをイメージする
次に、タラレバ思考を手放したら何ができるかを考えます。たとえば「小さい子どもがいるから、英語の勉強ができない。時間があればできるのに」と言い訳しているなら、「子どもがいなかったとしたら、実際にどうするか」「子どもを一時保育に預けてみたらどうなるか」などを考えてみます。
実際に子どもを預けてください、ということではありません。思考のトレーニングをするつもりで、自由に発想を広げてみましょう。
上級 やりたいことを実現している「理想のモデルケース」を探す
前述の例であれば、子育てをしながら英語を勉強してスキルアップしている理想のモデルケースを探してみます。そのモデルケースがどのように過ごしているのかに興味をもって、調べてみましょう。
ご本人と直接お話ができれば、もっとよいですね。「どんな工夫をしているんですか?」などと質問をすれば、貴重なヒントが得られるはずです。
明日に回さず、今やりたいことを一つやる
「明日からダイエットを始める」と言いながら、おいしいものをたくさん食べてしまう。翌日になったら、「今度こそ明日からダイエットする」と言い、やっぱり、いつものように食べてしまう……。
あなたも、こんな経験がありませんか?(何を隠そう、かつての私がまさにそうでした)。
でも、いつかやろう、今度やろうと考えているだけでは、「いつか」「今度」は永遠にやってきません。
やろうと思ったことが手つかずになると、時間とともにやる気が失われていきます。「できなかった」と自分を責める気持ちも芽生えてしまいます。
ですから、いつかやろう、今度やろうという考えを手放しましょう。明日に回すのをやめて、今やりたいことを何か一つ始めてみるのです。
たとえば、友だちや職場の同僚と話をしていて、「一緒にランチに行きたいね」という話になったとします。そんなときは、「また今度行こう」で終わらせず、できることを考えて動いてみてください。