スマホを取り出して「いつにする?」と聞く

初級 その場でスケジュールを相談する

まずは手帳やスマホを取り出して、カレンダーやスケジュールアプリを開きます。それを見ながら「いつにする?」「どのお店に行く?」などと相手に尋ねましょう。

中級 日程と場所を決める

相手と話をしながら、具体的な日程や場所を決めます。日程や場所が決まれば、8割方、ランチは実現したも同然です。

上級 即座にお店に予約を入れる

ここですぐにお店に予約をしてしまえば、万全です。セッティングは完了しました。

スマホを取り出して「いつにする?」と聞いたら、相手が困った様子を見せたり、やんわり断られてしまったり、ということもあると思います。

それはそれでOKです。相手は、会話を盛り上げるために話を合わせていただけかもしれませんし、相手にも都合がありますから、断られても何ら問題ありません。

大事なのは、あくまでも自分の行動です。スマホを取り出して「いつにする?」と聞けただけでも、立派な行動力です。行動できた自分を認め、肯定しましょう。

私の場合、コーチングを継続的に行っているクライアントに対して、コーチングを始める前に「次はいつにしますか?」「次回の日程を決めておきましょうか?」と、確認しています。

うっかり次の日程を確認し忘れて、次回までの期間が開いてしまうと、クライアントのモチベーションが停滞してしまうおそれがあるからです。

「引っ越ししたいと思ったら、まずネットで物件を検索してみる」
「英語を勉強したいと思ったら、書店でテキストを探してみる」

とにかく、今日からできることを考えてやってみる姿勢が肝心です。

同僚とランチをとるビジネスマン
写真=iStock.com/franckreporter
※写真はイメージです
Point 「今度、ランチに行こう」と言われたら、その場で日程を決めてしまおう

「二兎を追う者だけが二兎を得る」時代

「仕事を頑張るか、子育てに集中するか」「会社員を続けるか、起業するか」「東京で働くか、地方で働くか」……。

こういった二者択一を前に、どちらを選んだらよいのか迷っている人がいます。

一つの選択肢を選ぶと、もう一つの選択肢はあきらめることになります。あきらめることで失うものを考えると、なかなか決断できなくなります。

結局、悩むだけで手つかずのまま。そんな人が少なくないと思います。

でも、本当にどちらか一つを選ばないといけないのでしょうか。どちらか一つしか選べないというのも、思い込みによるものではないでしょうか?

たとえば「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということわざがあります。私はこの言葉は“昭和アプリ”だと思っています。昭和時代にインストールされた、まるでアップデートされていない発想ということです。

どちらか一つを選ばなければいけないという考え方は、幼少期に刷り込まれた可能性があります。実際、昔は洗濯や掃除、料理などの家事に、今よりもはるかに時間がかかりました。仕事と家庭の両立が難しかったのも事実です。

しかし、今は家電も進化しています。タイマー機能を使えば、ご飯を炊くことができ、洗濯から乾燥だってできます。ロボット掃除機も普及しています。

今や「二兎を追う者だけが二兎を得る」時代です。一つだけを選ぶ昭和アプリは、今すぐアンインストールしてください。