まやかしの建国神話を人民に刷り込む共産党

中国で日本人が襲われる不幸な事件が相次いだ。偶発的なものとして片づけて、事件の背景にあるものから目を背けていると、また似たような悲劇が繰り返される。

今年9月18日、広東省の深圳日本人学校に登校中だった日本人の10歳の男子児童が中国人の男に刺されて、翌日に亡くなった。約3カ月前には、江蘇省蘇州市で、スクールバスを待つ日本人の母子が男に刃物で襲われた。このときスクールバスの案内係をしていた中国人女性が男を止めようとしたが、刺されて犠牲になった。どちらも痛ましい事件である。蘇州の事件で中国外務省は「偶発的な事件」と見解を表明した。深圳の事件でも地元警察は「偶発的な事件」との説明に終始して、犯行の動機を明らかにしていない。