しかし40度くらいある浴槽のお湯をそのままにしておくと、だんだん冷めていって夜中には30度前後になる。これは最も雑菌の繁殖しやすい温度であるため、翌日にはヌメリや臭いが出てしまうことも。

そこで竹内さんのおすすめ第1位に輝いたのが、「お風呂用Ag+除菌フロート」(アイリスオーヤマ)だ。

入浴後の浴槽に浮かべると、乾電池の電力で殺菌作用のある銀イオンが発生し、残り湯のヌメリや臭いを抑えるというものだ。

「テレビで紹介されたのをきっかけに爆発的に売れました」(竹内さん)

同じく風呂水を殺菌する商品としては、「ふろ水ワンダー 翌日も風呂水キレイ」(花王)もおなじみ。入浴後のお湯に1錠入れておけば、2~3回の沸かし直しが可能になる。

一見ただのぬいぐるみのようだが、風呂水をきれいに保ってくれるのが「スーパーアカパックン」(恵川商事)。脂分を吸う繊維でできていて、中に脂や石けんカスを溜め込んでいく。殺菌こそしないものの、浴槽の汚れを軽減するので掃除も楽になる。メンテナンスは表面を軽く水で流す程度でOK。約400回の使用が可能だ。

こうして有効に使った風呂水だが、まだ捨ててはいけない。洗濯に再利用すればさらに節水効果は大きくなる。

「洗濯機に風呂水をくみ上げるホースはたくさんありますが、『湯渡り上手II』(センタック)はホースとコードが一体化されているので、からまりにくい」(竹内さん)

すすぎが1回で済む洗濯洗剤「バジャン」(ライトウェーブ)も節水に。

「すすぎが1回でいい洗剤は大手洗剤メーカーからも発売されていますが、この商品は界面活性剤や漂白剤、蛍光増白剤を使っていないので肌や環境にやさしい」(竹内さん)

知らないうちにこんなにも進化していた節水グッズ。これならストレスなく、上手な節水ができそうだ。

(坂本道浩=撮影)
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