その楽天は6万円増の681万円とほぼ横ばい。電子書籍分野でアマゾンの「Kindle(キンドル)」、ソニーの「Reader(リーダー)」と同社の「Kobo(コボ)」の三つ巴。12年9月上旬、ソニーが9980円の新機種投入を発表すると、楽天が新たに暗い場所でも読めるフロントライト機能搭載機など3機種の投入を発表。
もっとも、電子書籍の切り口は価格や機能だけではない。ユーザーの視点に立つと、端末購入後に「何をどれだけ読むことができるか」が、むしろ関心の大きいテーマといえる。
ユーザーに対してどれだけ魅力的かつ安価なコンテンツを提供できるか。端末価格・機能とコンテンツの充実という2つの側面で熾烈な競争を演じることになるだろう。
ネットベンチャーでも新顔が、ネット完結型の営業を売り物とするライフネット生命。「保険料満足度第1位」を売り文句に、テレビCMで露出度を高めている。
保険の見積もりから申し込み、住所変更などの手続きをインターネットで行うネット生保として、低価格を切り口に実績を伸ばしている。創業から4年足らずで上場を果たし、5年での黒字化を目標としている。
なお、給与については、863万円で大手の第一生命の623万円に大きく水を開けている。
※すべて雑誌掲載当時
(ライヴ・アート=図版作成)