悪口を言うことで自分が何かした気になっている

先に「彼らを反面教師として、勉強の機会と割り切る」と述べましたが、具体的にはどんなことができるのか。1つ例を挙げてみましょう。

ネガティブなことや悪口を言う彼らは、一体何のためにそうしているのか。

共通の敵をつくり、一緒に攻撃することで協力し合っていることには触れましたが、ここでは述べるのは別の理由です。

批判めいたことを言う彼らは、周囲の人や物事を批判することで、「何か意味のあることをしている」と勘違いしています。

彼らは、誰かがしたこと、誰かがつくり上げたものなど、それが何であっても他人がしたことの粗探しをして、自分はこう思う、自分ならこうするという考えを口にすることで、自分自身が何かをした気になっているのです。

何であれ、わるい点を指摘するほど簡単なことはないのですが、ネガティブな人たちは、ネガティブなことを言うことには意味があると思っています。

彼らから学ぶとすれば、まずは私たちも同じ行いをしていないか、自分の言動を確かめてみることでしょう。

「うわ~、この人の言ってること、自分も言ってるかもしれないぞ」「批判をして何かした気になっているかもしれない」と気づくことがあれば、まさに勉強の機会だったと捉えることができるでしょう。

【関連記事】
職場に増殖「文章を読めない人」が仕事効率を急落させる…「資料を読み上げる」が常態化した呆れた会議の実態
「男性部下の『くん付け』はパワハラではないか」と社内の相談窓口に通報された女性上司の末路
上司に「倉庫の段ボールを片づけて」と言われてカチンとくるのは三流の証し…そのとき一流がする行動
「おたくの商品、高すぎるね」に「いえいえ」と否定するのはアウト…一流が反論で使うキーフレーズとは
「バカなの?」「はい論破」…無意識に攻撃を仕掛けてくる人の口を封じる3つの短い"切り返しフレーズ"