そもそも「陰謀」「陰謀論」とは何か

――そもそも、陰謀論者とはどのような人々なのでしょうか。

まず、陰謀論とは何かを知ることが非常に重要だ。陰謀論と実際の「陰謀」とは違う。陰謀とは、複数の個人が協力して、ひそかに何かを行い、それが公になることだ。例えば、複数のたばこ会社が、たばこの有害な影響を隠蔽すべく共謀したり、大手航空会社の幹部らが組立ラインの問題を隠蔽すべく共謀したり、といった具合だ。つまり、「陰謀」とは現実に起こったことを意味する。

一方、陰謀論とは、陰謀や策略を「理論化」したものだ。通常、実際には存在しないか、正しく解釈されていない証拠に基づいている。「ケネディ大統領の暗殺は複数の人物や機関による共謀だ」という説のように、最も人気のある陰謀論の数々はまったく証明されておらず、「理論」の域を出ない。