子どもがインフルエンサーになりたいと言ったら
われわれの世代は、インフルエンサーといえば「ネット上の人気商売」という思い込みを持っている人が多いかもしれません。しかし実際は上述の通り、他の職業と変わらない高度なスキルやノウハウを駆使するビジネスです。
インフルエンサーは起業家と同じで、成果をあげるために粘り強く継続できるかどうかが重要です。成果を出せるようになるまでが大変。だからこそ、もしお子さんがインフルエンサーになりたいと言ったら、「自分が本当に好きなことは何か」「寝食を忘れて没頭できることは何か」という問いを投げかけてあげてほしいのです。
日本では、年間に1億円以上を稼ぐインフルエンサーは現在でも100人近くいるようです。今後、外国のように市場が拡大すれば、数十億円、数百億円を稼ぐ人が出てくる一方、小規模でも確実に収入を得る人たちも出てくるでしょう。日本でも将来を期待できる有望な職業であることは間違いありません。
(構成=伊田欣司)