再生回数などの上げ止まり感、番組はどこに向かうか
現在では、法人を立ち上げ、スタッフを雇い、月の売り上げは数百万円ほどにまで成長した。だが、新たな課題にもぶち当たっている。
再生回数や登録者の増加に、上げ止まった感があるからだ。周囲は「なぜ? 番組は好調でしょ?」と言うが、三谷さんはより細かな数字分析をしているので、危機感を抱いている。
さらに新たな取材対象者探しが困難になりつつあるのに、視聴者はよりアクの強い刺激的な人を求める傾向にある。街録の類似番組も増えた。
「自分の番組を真似たような作りの番組はあんまり敵ではないのですが、『PIVOT』(※)のような良質な番組は脅威ですね」
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今と同じスタイルの番組だけではそのうち飽きられてしまう。街中での取材だけではなく、何日かにわたる密着取材も考えているそうだ。テレビから離れたとはいえ、結局同じような悩みに直面しているのだ。
テレビの世界を捨てて、動画の激流に飛び込んで4年。今後、どんな新境地を開拓し、視聴者を楽しませてくれるだろうか。