「地元進学はまずい」と慶應義塾高へ
中学校に入るころは、大学紛争といって、大学生たちが活発に政治活動をしている時代だったんです。日米安全保障条約反対を掲げる、非常に過激な学生運動があった時代です。中学生でも、政治への関心が高い子どもたちは、権力に対して反対する雰囲気がありました。
知事は権力の象徴みたいなものですから、知事の子どもとしては、非常に居心地が悪かったですね。知事の息子というプレッシャーを感じつつ、このままの環境にいていいのかなという思いがありました。
比較的素直な子でしたから、勉強はきちんとしていましたが、中学3年生の時に、「このまま地元の高校に進学するのはまずいかもしれない」と私自身も思いました。母親も、このまま地元の県立高校で厳しい環境にいたら、私が不良になるんじゃないかと思ったんでしょうね。だから、高校は、東京の慶應義塾高等学校に行ったんです。
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