苦労をかけた相手への敬意は必須
長崎知事は「事実に基づいた議論をして、両県民の理解を得ながら進めることが重要である。きょうをきっかけに両県民の理解が進んでいく」などと述べた。川勝前知事が山梨県のリニア工事に「待った」を掛けたことを強く意識した発言である。大人の対応なのか、あいまいに述べただけであり、当時のトラブルについて、ひと言も触れなかった。それでも長崎知事の「真意」は十分に伝わった。
振り返れば、長崎知事はことあるごとに「もし、山梨県のリニア工事で何らかの問題があれば山梨県で解決する」などとして、「静岡県が口を出すことではない」と不満を漏らしていた。
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