発想と思考のコツ3
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発想と思考のコツ3

移動時間やスキマ時間をムダにしないのも、時間を有効活用する秘訣である。「移動時間、スキマ時間、急にあいた時間などにすることを決めている」のは、「どちらかというと」を含めると、1500万円以上で32.6%と、500万円台の1.5倍に上った(発想と思考のコツ3)。私は通勤時間は仕事の優先順位を考える時間に充てているし、本を読むのは新幹線のなかと決めている。

考える時間を確保することの重要性についてはすでに確認したが、「考える」とはどういうことかについても触れておこう。「考える」には、2つのポイントがある。基本となるのは、「『何を考えるか』を考える」ということである。次に重要なのは、考えると決めたことを長く、深く、たくさん考える、つまり「どのくらい考えるか」ということだ。

ところがほとんどの人は、一つめの答えを出したら、そこで考えるのをやめてしまう。たとえば、ある企画書をつくり、プレゼンテーションが終われば、普通はその企画について考えるのをやめてしまう。答えが出たら、思考が自動的にストップするようになっているのだ。しかしそれは、もったいないと思う。

答えが出ても考え続ける。たとえば、営業のプレゼンテーションが上手くなるための間の取り方はどうしたらいいのか、3時間考えた人と5時間考えた人では、大して差は出ない。しかし3時間考えた人と3年間考えた人では全然違う。