「手先が器用選手権」を彷彿とさせる4つの競技
話を戻そう。制作スタッフからの依頼を受けて「手先の器用な女性の学生」を探すことになった私は、本学の芸術文化学群の学生のなかから3人の候補を番組側に提出した。要望通りに送った映像の選考の結果、松本きらり氏というビジュアル・アーツ専修の学生が通過した。
そして番組プロデューサーによる面接を経て、出演が決定した。スタジオの収録は6人の手先の器用さに自信を持つ素人が集められて、おこなわれた。そのなかのひとりに選ばれたのであるから、光栄なことだ。しかも、学生はひとりだけである。
競技は4つあり、最初のステージで6人が4人に絞られ、そのあとはステージごとにひとりずつ脱落してゆく。最後まで勝ち残ると、賞金50万円を手にすることができる。1つ目の競技「ティーアップ・ビーンズ」は、テーブルの上にある小さな豆を箸でつかみ、背後にある一列の棒のうえに並べていく。11個並べると完成だが、細かく震えている豆をつかめる器用さとそれを幅の狭い棒のうえに並べる根気強さを求められる。
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