「英語が喋れるようになりたい」「資格を取得したい」と思うものの、挫折してしまうのはなぜか。現役薬剤師でYouTubeの勉強動画が人気なこーずぶろぐさんは「目標を立てても達成できないのは、自分のなりたい姿が鮮明ではないから。この4項目を掘り下げるだけで、目標が具体的になる」という――。

※本稿は、こーずぶろぐ『マジカル勉強脳 1日ブッ通しで机に向かえる超絶スタディハック』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

カフェでスケジュールを書き込むビジネスマン
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多くの人が「自分のなりたい姿を想像できていない」

目標設定は、自分自身との約束だと認識してください。目標が達成できないというのは、約束を破る、つまり自分自身を裏切る行為です。

しかし、皆さん自分のこととなると、約束を破りがちです。

これは、自分のなりたい姿を想像できていないからではないかと思います。

勉強を継続するには、約束を何が何でも守り切る覚悟が必要です。

自分との約束を大切にすることは、自分自身への信頼を築く第一歩。これは自己管理の基本であり、自己成長の鍵でもあります。自分との約束を守り抜くことで、成功体験が増え、自己効力感が高まります。結果として、さらに高い目標に挑戦する意欲が湧き、成長のスパイラルが生まれていくのです。

ボヤっとした目標は「5W2H」で深掘り

あなたは自分の理想の未来の姿を具体的に想像することができますか?

コツは、「少し未来に目を向ける」こと。あまりにも壮大な、叶えられそうにない/叶えるまでの道筋の見えない夢を描いたとしても、逆に不安になりすぎてしまったり、やる気が失せてしまったりします。

目指す目安としては、その自分の姿が写真ぐらい鮮明に描けるくらいです。最初は、自分が絶対に叶えたい未来を設定するのがおすすめです。

いろいろなことに興味があって、たくさんの理想の未来を思い描ける人もいると思いますが、まずは1つに絞りましょう。

未来の姿を決めるときのポイントは、「勉強を通じて、どんな自分になりたいのか」「いつまでに、その目標を達成したいのか」まで深掘りして言語化することです。

もし具体的な目標が思いつかないのであれば、まずは大まかな目標を設定し、それを5W2H(What、Why、When、Where、Who、How/How much)で段階的に深めていきましょう。