所得代替率が高い高齢者世代でも老後破産する人がいる理由

現在の高齢者は、この所得代替率が高く、「世代的に得をしている世代」とされています。ところが、年金生活者で破産したり貧困状態に陥ったりした人などが報道されることもあります。矛盾した現象に、現役世代は「自分も老後はこうなるのか」と不安を覚えます。

今、65歳以上の人口は3600万人を超えていますが、彼らの中に生活保護の受給者が飛びぬけて多いわけではありません。調べると、生活保護の対象となっている高齢者世帯は91万世帯。高齢者のいる世帯数は約2580万なので、大多数は年金破産していません。

では、老後に困窮する人はどんな人が多いのか。(1)年金未納をしていてもらう年金額が少なすぎる、(2)国民年金しかもらえない働き方だったので満額の年金でも生活が苦しい、(3)リタイア後もお金を使い過ぎてしまい貯金ゼロとなってしまった(家事がまったくできず、すべて外食とか)、といった事情が多いようにみえます。