資格やテストの点数が本人の能力を正しく示しているわけではない
韓国の学生は、多くの資格を取ることに夢中です。それで自分の能力を証明できるかのように、試験や大会などで客観的な数値と成果を出すことに尽力します。
こうした資格文化は、幼少期から始まります。ピアノはチェルニーの何番、テコンドーは黒帯、英語の点数は何点、などの基準が制定され、少なくともこれだけはやっておかなければというプレッシャーがかけられます。
プレッシャーは、創造力の伸びる余地を奪っていきます。
各種の資格やテストの点数が、本人の実際の能力を正しく示しているとは言えません。資格を取るための知識は、興味の対象への情熱や、豊かな経験の蓄積によって自分のものにした知識には勝てないのです。
子どもが心から打ち込める対象を見つけ、それに向かう窓口を広げてあげてください。ある瞬間から、子どもは魔法のように、誰にも真似できない本当の「力量」を備えることになるでしょう。