小林氏出馬で「本格的な政策論争」に

その意味でも、今回の総裁選は、これまで以上に本格的な政策論争が繰り広げられるのではないかと期待している。真っ先に立候補を表明した小林鷹之氏が、すでに具体的な政策を発表していることから、続く候補者も自身の考えを明確に打ち出してくるものと考えられる。多くの候補者が出馬するなかで、保守とリベラルといった立場の違いも明確になり、見どころの多い総裁選といえるだろう。

8月28日現在、正式に立候補を表明したのは若手の小林鷹之氏と石破茂元幹事長、河野太郎デジタル大臣の3人だが、近日中に複数の議員が名乗りをあげることになりそうだ。

改めて総裁選の仕組みを確認すると、選挙は国家議員票と全国の党員・党友会票によって行われる。ただし、過半数の候補者が出なかった場合、上位2人の決選投票となる。これだけ候補者がひしめく戦いでは、1回の投票で決着するとは考えにくく、決選投票に持ち込まれる可能性が高い。