聞くことを通して、相手の気持ちへの理解を深める
子どもがテストで、100点を取ったときの会話を想像してみましょう。
【子ども】「テスト100点だったよ!」
【親】「わ~! すごいね! がんばったね!」
【親】「わ~! すごいね! がんばったね!」
この会話でも、子どものがんばりをほめてはいます。
ここに3つの「き」を加えてみます。
【子ども】「テストで100点取ったよ」
【親】「すごいね! 今回はどのくらい勉強したの?」(期間)
【子ども】「今回は授業中も集中してがんばったし、家でも毎日2時間勉強したんだ」
【親】「今までの勉強時間を考えたら、毎日2時間はものすごくがんばったね! 点数を見たときは、うれしかったんじゃない?」(気持ち)
【子ども】「今回は本当にがんばったから、本当にうれしい!」
【親】「ちなみに、平均点ってどのくらいだったの?」(基準)
【子ども】「平均点は70点くらいかな」
【親】「平均点が70点で、100点って、めちゃめちゃすごいよね!」
【親】「すごいね! 今回はどのくらい勉強したの?」(期間)
【子ども】「今回は授業中も集中してがんばったし、家でも毎日2時間勉強したんだ」
【親】「今までの勉強時間を考えたら、毎日2時間はものすごくがんばったね! 点数を見たときは、うれしかったんじゃない?」(気持ち)
【子ども】「今回は本当にがんばったから、本当にうれしい!」
【親】「ちなみに、平均点ってどのくらいだったの?」(基準)
【子ども】「平均点は70点くらいかな」
【親】「平均点が70点で、100点って、めちゃめちゃすごいよね!」
このように3つの「き」(期間、気持ち、基準)を入れることで会話が深まり、背景までつかむことができます。相手の気持ちにもより深く寄り添うことができるのです。
相手の気持ちの「正解」を当てに行こうとしない。
聞くことを通して、相手の気持ちへの理解を深める。
相手の気持ちへの理解が深まれば、相手のあなたへの気持ちも同じように深まることは、言うまでもないでしょう。