目指すのは日常使いできるラーメン店
飲食店で進むDX化については、注文時のタッチパネル、会計時のセルフレジは導入しつつ、「配膳ロボットにラーメンを運ばせることは考えていない」という。従業員が商品提供や片づけを行いながら、来店客の要望に応える姿勢を貫いている。
最後に「ラーメン1000円の壁」について、どう思うかも聞いてみた。
「諸経費も上昇していますが、1000円を超えると特別な時に行く“目的来店”となり、日常使いで利用されるブランドでなくなると思います。できるだけ企業努力で対応し、現在の金額感をキープしたいと思います」(同)
日本の食文化には汁物(そば、うどん、ラーメン)もある。いつの時代も庶民の食べ物として親しまれてきた存在なので、価格帯も身近でいてほしい消費者は多いようだ。