「人は人、自分は自分」と切り離す

➀ 人と比べない

「あの人のほうが……」と人と比べようとした時点で、「それに比べて私は……」と思考がネガティブな方向に向きがちです。誰かと比べようとしている自分に気づいたら、「人は人、自分は自分」と切り離して考えるようにしましょう。

➁ 過去を引きずらない

うまくいかないことがあった時、以前の失敗した記憶などと結びつけて考えないようにしましょう。「前も失敗したから、今回も失敗するかも」「結局、いつもうまくいかないよね」と、最初から諦めてしまう必要はありません。

前回失敗したからこそ、今回は失敗を回避できるかもしれないですよね。「たくさん練習したのだから大丈夫」「今を楽しんでいこう」と気持ちを切り替えていきましょう。

仕事の失敗を教訓にする思考法

➂ 受け身で考えない

自分に自信がなく、自己肯定感の低い人は、物事に対して受け身になりがちです。相手の態度が気になって「嫌われたらどうしよう」「うまくいかなかったら困る」とネガティブな方向に考えてしまうことが多いと思います。それが言葉にも表れてしまうのです。

人に「嫌われたくない」というのは、「相手といい関係を築きたい」ということでもあります。「嫌われないように」ではなく「もっといい関係になろう」というポジティブな言葉で考えてみてください。

④ いいところに目を向ける

冒頭の「お菓子がまだ半分ある」と「お菓子はもう半分しかない」の違いのように、何事も考えようです。つまり、誰でも目の前の出来事をポジティブにとらえることはできるのです。たとえば仕事でミスをしても、「今気づけてよかった」「こういう落とし穴もあるとわかった。次回から気をつけよう」と考えれば、失敗も教訓になります。

友達と喧嘩をしたことも「本音で話し合うことができた」と思えば友達との絆が強くなりますし、「私のことをそんなに考えてくれていたのだ」と、感謝の気持ちも出てくるでしょう。ネガティブに自分を追い詰めていくよりも、いいところを探して目を向けたほうが状況を楽しむことができるのではないでしょうか。