これからの時代に求められるリーダーのタイプとは?

これからの時代のリーダーとして推奨されているのが、奉仕型といわれる「②サーバントリーダーシップ」です。

メンバーを主役と捉えて、個々の力を強化しながら組織の成果を最大化していくタイプです。

「任せる」のは個の成長が目的で、私の考え方に近いものです。

多様性のある組織に理想とされているリーダーシップ像は、包括型と呼ばれる「③インクルーシブリーダーシップ」です。

一人ひとりの自主性を重んじて、点ではなく面で組織が拡大成長していくのが特徴で、多くの企業が取り組んでいるダイバーシティ&インクルージョンに適したリーダータイプです。

トップダウンで一元管理をしたり、こまかく指示を出したりするのではなく、多彩な人材を多様な価値観に則して任せていくのが特徴です。

会話するビジネスパーソン
写真=iStock.com/kazuma seki
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今の時代は「支配型リーダーシップ」では生き残れない

「①支配型リーダーシップ」の方法で成長し、成功した組織もかつては多くありましたが、ハラスメントやメンバーのメンタルヘルスなど、多くの問題が顕在化してきました。

トップの意向に沿わない人はこぼれ落ちていく、というデメリットもありました。

また、時代性という観点に置いても、変化が比較的緩やかだった頃とは大きく異なってきています。昨今のVUCA(Volatility変動性、Uncertainty不確実性、Complexity複雑性、Ambiguity曖昧性)と呼ばれる先の予測が立たない社会では、ビジネス環境が大きく変化し続けています。