「先っぽむき」だと最後まで食べやすい

バナナは先端(フィンガーティップ)側からむくと、先端裏の硬い芯が最初に取れてしまうので、最後までストレスなく食べられる。むく前に、爪で横に傷をつけておくとむきやすい。

とくに幼児は、果柄を傘の柄のようにして持てるので食べやすい。

バナナ1本で1日のビタミンCの16%を摂取できる

普通サイズのバナナ1本の、可食部の重さの目安は100g。

バナナの果肉の水分量は75%。糖質は18.5%であり、食品成分表に記載された生フルーツの中で、同じ重さあたりの量としては最も多い(糖質のうち、ショ糖が半分)。それでも一般的なお菓子に比べると、糖質やカロリーは少ない。例えば、メロンパン1個の糖質量は、バナナ3本分に相当し、ショートケーキ1Pのカロリーは、バナナ4本分強に相当する。

ビタミンCについて、バナナ1本で12歳以上の男女の1日推奨量の16%を摂取できる。

ビタミンB₆はアミノ酸の代謝を助け、セロトニンなどの神経伝達物質の合成にも関わる。同じ重さあたりでは、バナナは食品成分表に記載された生フルーツの中で最も多い。バナナ1本で、18歳以上の1日推奨量の、男性は27%、女性は35%を摂取できる。

カリウムについても、同じ重さあたりでは、バナナは食品成分表に記載された生フルーツの中で最も多い。バナナ1本で、15歳以上の1日目標量の、男性は12%、女性(妊婦と授乳婦を含む)は14%を摂取できる。

マグネシウムについて、同じ重さあたりで、バナナは食品成分表に記載された生フルーツの中で、ドラゴンフルーツに次いで多い。バナナ1本で、30〜64歳の1日推奨量の、男性は9%、女性(30歳以上の授乳婦を含む)は11%、妊婦は10%を摂取できる。