投資で資産を増やすにはどうすればいいのか。『【超完全版】フルオートモードで月に31.5万円が入ってくる「強配当」株投資』(KADOKAWA)を出した長期株式投資さんは「株式投資で最も大切なことは『長く続けること』だ。そうすればリターンは自ずと得られる」という――。
リアルタイム株価ボードの前でスマートフォンで取引する30代の男性
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投資で資産を増やすために重要な3つのこと

私の投資経験は20年間になりますが、そこで得た知見の中で、今後の資産形成を進めていく上でみなさんに胸に刻んでおいてほしいことを3つ、ここでお伝えします。

長く株式投資を続けていると、色々な悩みが頭から離れなくなり辛い時期が来るかもしれません。あらためて、自分がなぜ株式投資を始めようと思ったのか、思い起こす必要がでてくることもあるでしょう。

けれども、自分だけが悩まなくてはならないなどと心配する必要はありません。

私も数多くの失敗や悩みを経験して、試行錯誤しながら株式投資を続けてきています。誰もが向き合うことなのです。投資をしていて辛くなったらぜひ読み返してください。

▼胸に刻んでほしいこと その1
 「投資家自身の年齢と同じ数値の%」で現金を保有する

資産運用におけるポートフォリオの考え方、作り方についてです。ポートフォリオとは、株式や債券、不動産、現金等の様々な資産の種類がある中で、どれを選択して、どのような割合で保有しているかという資産構成のことを意味します。

若い世代であれば、多少のリスクをとっても大きなリターンを求めたいと思う個人投資家も多いでしょう。逆に、退職後の生活を視野に入れた50代以降の個人投資家であれば、過度なリスクは避けたいところでしょう。

リスクをどの程度とるかについては、現金比率をどの程度確保するかという点に尽きると思います。