「○回×○セット」ではなく時間内で限界までやってみる

よし、わかった! これだけ言ってもジムに行きたくない君のために、自宅でできるオススメの筋トレを伝授しよう。

思い起こせば、僕の筋トレデビューも自宅だった。

小学4年生から1日20回の腕立てを始めて、中学3年生の冬になったら毎日1000回の腕立てをしていた。

自宅トレーニングでも、僕のように筋トレを愛する人なら継続できるはずだ。自宅でのトレーニングは、自分の体重を利用した「自重トレ」が基本になる。

種目は、「腕立て伏せ」「ブルガリアンスクワット」「腹筋ローラー」がいい。ブルガリアンスクワットは、片足だけでスクワットする種目。腹筋ローラーは……説明が面倒だからネットで動画でも見てくれ。

君が引きこもりではなく、公園に行けるなら、公園の鉄棒で懸垂をするのもいいだろう。

「各20回×3セット」というように回数を決めてやってもいいが、時間を決めて限界までやり続けるほうがよりオススメだ。

できた回数を記録して、翌日はそれを超えるのを目標にすれば、どんどん記録更新でき、筋肉はデカくなる。

自宅トレーニングでは、テンションが上がる音楽や動画を流してやってみよう。中学生のとき、僕は格闘技番組を見ながら腕立てしていた。今は「なにわ男子」「Hey! Say! JUMP」のYouTube動画を見ながら筋トレしている。

「今日は筋トレしたくない」なら迷わず休む

ここまで読んでくれた人は筋トレの素晴らしさを知り、ジムに行きたくてウズウズしていることだろう。もしかすると、我慢できずにさっそくジムに駆け込んで、筋トレしながら読んでくれているのかもしれない。

そんなアツい人でも、疲れて気分が乗らないとき、「今日は筋トレしたくない」と思う日が来るだろう。筋トレ中毒の僕にだってある。

そんなときは、迷わず休むこと。気分が乗らないのにジムに行っても、全力を出し切れない。中途半端な筋トレをしても時間と体力のムダだ。

筋トレしたくないと感じたら、それはカラダが「休みたい!」と叫んでいる合図と捉えよう。ゆっくりお風呂に浸かったり、おいしいものを食べたり、友達と遊んだりしてリフレッシュするのがいいね。

僕の場合、1日休んだらすぐに筋トレしたくなる。筋トレしたくてたまらない禁断症状が始まるんだ。

君がもし、1日休んでも「筋トレしたい!」と思わなければ、3日でも1週間でも、休んでいい。筋トレの快楽を知っている人は、必ずまたやりたくなるから。義務感で筋トレするのはやめよう。筋トレが苦痛になったら意味がない。

死ぬまで楽しく筋トレを継続していこうよ。