すべては自分の考えをnoteに1万字で綴ったことから
片付けに対する研究活動の発信の場として、私がよく使っているのは、ブログのように文章を綴れるメディアプラットフォームの「note」と、ラジオ配信サービスの「Voicy」です。
もともと整理収納アドバイザーとして、本を書くきっかけになったのもnoteでした。
ユーキャンの整理収納アドバイザー講座1級を受講し、身のまわりの人の家を片付ける中で気づいた自分の考えを1万字ほどでまとめたところ、それがきっかけで編集者の方を紹介してもらい、書籍化に繋がりました。
本書も、時間管理に対する自分の思いを1万字程度でまとめたnoteを、担当編集の方に見ていただいたことが、書籍化のきっかけとなりました。
学びの発信にはさまざまな「尺」がありますが、文章を書くのが苦にならない方はnote、短文で攻めたい方はX(旧Twitter)、写真や図解が得意な方はInstagram、しゃべりが得意な方はVoicyやstand.fmで、学びをシェアしていきましょう。
学んだ内容だけでなく、「どう学んだか?」という点も、自分が思っている以上に多くの方が参考になるはずです。
教えることが、知識定着に役立つ
「別に人様に発信したくはない」という方は、身近なメンバーでのシェア会を開くのがおすすめです。
例えば仕事に関連する資格であれば、職場の後輩をランチタイムに集めて、学んだ内容や難しかった内容をシェアする勉強会を開いてみます。同じ勉強をする同僚から、効率のいい学習法を教えてもらえたり、新たな気づきがあるかもしれません。
同僚に話しにくい副業の内容であれば、家族や友人に、学んだ内容を聞いてもらうのも手です。
人に面白いと思ってもらえるよう、自分の学んだことをどう伝えるか、考える時間こそが頭の整理に繋がります。
旅行先で見つけた発見を、スマホのカメラロール内に漫然と保管しておくのと、見やすいスライド・動画にまとめて家族・友人に紹介するのとでは、後々自分自身の振り返りのしやすさが大きく異なります。
仕事上での研究や自主的な勉強も、聞くメンバーに、わかりやすい言葉でまとめて、勉強会を開催してみます。
教えることは相手のためになる以上に、教える側の知識定着にも役に立ちます。
一方的に読み上げているだけでは自分のためにもならないので、聞き手から質問をもらったり、「今の説明、何割わかった? 何が役に立った?」と、話したあとにフィードバックをもらうとよいでしょう。
そうすることで、漫然と頭で覚えておくより、自分の知識として定着させることができるでしょう。