飲み会は嫌いではないが、苦手なものが多い
私は昔からお酒を飲まない。いや飲めない。別に僧侶だからとカッコつけているわけでもなくお酒が好きじゃないし、飲むと身体が苦しくなってしまう。
どれぐらい飲めないかというと、ビールを3口啜ったら終わり。頭はガンガン、心臓バクバク、それが過ぎると眠くて立っても座ってもいられなくなる。
そしてタバコのニオイも苦手だ。お酒の席では、タバコの匂いがもれなくセットで付いてくる。だれかがタバコを吸い始めると、口元を拭くふりをしておしぼりで鼻と口を覆ったり、トイレに頻繁に行ってその場の空気からできるだけ逃れなければ、苦しくなってしまう。
だから、飲めないお酒を無理やり飲まされたり、集まるメンバーの多くがタバコを吸う飲み会への参加は乗り気がしない。
けれども飲み会自体は嫌いではない。むしろ皆がおバカをやって楽しそうに交流している宴会も好きだし、仕事中には知り得ないお互いの意外な面が見れたり、立場を越えて深く交流できる飲み会は有意義だとも思う。
飲みニケーションについては賛否拮抗
そんな職場の飲み会だが、近年は頻度が減ってきて、コロナ以降も減少傾向にあるという。
2023年12月、株式会社ワークポートが発表した「飲みニケーション」についてのアンケート(全国のビジネスパーソン20代~40代の男女621人が対象)がある。
その結果によれば、
・コロナが明けても忘年会を行なわない職場が5割
・「職場飲み会」の1カ月の平均頻度は「0回」が最多
また、「飲みにケーション」が必要かどうかと言うアンケートに対しては、必要派が50.9% 不必要派は49.1%とほぼ半々。
飲みニケーションは「必要」と回答した人にその理由やメリットを尋ねたところ、「普段は話す機会がない人とも話すことができるから」とか「他部署・他職種の事情などが知れるから」など、業務ではあまり接点がない相手と交流できる点をメリットとする意見が中心だった。
一方、「不要」と回答した人からは、「出費が増えるし、貴重な自分の時間がなくなるから」とか「仕事の話や仕事上の人間関係構築は就業時間中にすればいいと思うから」など、仕事上のコミュニケーションにプライベートな時間やお金を使いたくない、仕事中にすべきとする意見がとくに多く挙がったという。