アウトプットとフィードバックを繰り返す

そうしていったん紙にアウトプットし終えたら、次にわかっていないこと、忘れていることについて教科書を見直し、情報を確認します。アクティブリコールはそれだけでも効果があるのですが、内容を見直すというフィードバックがあることで、その効果がさらに上がります。1回読んだだけで、覚えたいことの全部をアウトプットできることは少ないので、できれば満足する情報量をアウトプットできるようになるまで、アウトプットしては知識を確認(フィードバック)することを繰り返します。

安川康介『科学的根拠に基づく最高の勉強法』(KADOKAWA)
安川康介『科学的根拠に基づく最高の勉強法』(KADOKAWA)

実際に知っている以上に、知っていると勘違いしがちな自分の脳にだまされない、すなわち「流暢性の錯覚」に陥らないためには、このような作業の繰り返しによって自分の脳を常に試すことが大切です。

さらに、本書で別途紹介する有効な学習方法である「分散学習」と組み合わせるために、時間をおいてまた、できるだけ思い出して書き出していきます。この際の間隔については、インプットした情報の難しさ、自分がどれくらい覚えているかによって異なってきます。

個人的には、やや難しく新しいことを覚える場合は、その日のうちに1回、次の日に1回、さらに間隔をあけて繰り返すと効果的だと思います。この間隔についても、『科学的根拠に基づく最高の勉強法』の中で説明しています。

【関連記事】
【第1回】「書き写し」や「蛍光マーカー」には意味がなかった…最新科学でわかった「昔ながらの勉強法」の本当の効果
「ノートを作るのをやめたら成績が伸びた」異色のキャリアを持つ東大教授が学生時代"実際にやっていた勉強法"
「図書館で勉強」はやってはいけない…司法試験一発合格の達人が力説「努力が続く人に共通する思考パターン」
「20歳の革命家の遺書」が現代数学の歴史を変えた…世界中の数学者の度肝を抜いた「ガロア理論」の斬新さ
「10個のリンゴを3人で公平に分けるには?」有名な思考クイズをひろゆきが解いたら…答えが斬新すぎた