朝1回塗るだけでは効果は出ない

③十分な量を塗る(全身を塗る場合は約30g)
日焼け止めはケチケチしてはいけません。大体全身を覆うのであれば、約30g必要で、これはゴルフボールくらいの量です。日焼け止めはたっぷりめを意識しましょう。これはステロイドなどを使う時も一緒で、使用する量は多めを意識しましょう。

④2時間おきに塗り直す
2時間以内に塗り足すのが理想とされています。塗り足す時は、外に出ていても問題ありません。

これらのポイントを守ることで、日焼けによる肌のダメージを効果的に防ぐことができます。日焼け止めは夏の必需品と言われますが、冬でも日差しの強い日は多くあります。

年中無休のスキンケアとして考えるのがベストです。肌を守るためにも、これらのポイントをしっかりと実践しましょう。

またもうひとつ、日々気をつけることと、もし日焼けをしてしまったときの対処法もご紹介します。

屋外にいる人は、上空からの紫外線を浴びるだけでなく、地表面で反射された紫外線も浴びています。実際に浴びる紫外線量には地表面での紫外線の反射する割合も考慮に入れましょう。

日焼けしても、化粧水をつけてはいけない

雪上は、紫外線が上からも下からも来ますので真っ黒に焼けます。草地やアスファルトの反射率は10%もしくはそれ以下ですが、砂浜では25%、新雪では80%にも達すると言われています。

冬のウィンタースポーツこそやはり日焼け対策をやったほうがいいかなと思います。もし、日焼けしてしまった場合のケアとしては、すぐに「冷やす」のがベストですね。化粧水をつけるのはやめてください。化粧品に薬理作用は無く、逆に悪化を引き起こします。

あとは、一番いいのが日焼けをしてしまってI度熱症ぐらいになって痛いとか、ひりひりするぐらいまで日焼けしてしまったのであれば、皮膚科に行ってステロイドのスプレーをもらって熱症を治すということもひとつかと思います。薬局でステロイドを含んだスプレーなどが医薬品として売っている場合もあるかもしれません。

日焼けによって黒くなる理由は、表皮の皮膚角化細胞とその隣にある色素細胞の働きの色素沈着が表皮に限定して起こっているからです。それをターンオーバーで剥がれ落ちていって、夏に焼けた場合は冬頃にはまた白くなります。