なぜ「3つのポイント」「3つの理由」なのか

ここでもう一つ、説得力を出すコツをお伝えします。

それが、主張の後の理由を「3つ」述べるというテクニックです。

ロジカルなプレゼンテーションを構築するうえで、コンサルタントが意識しているのが「マジックナンバー3」という考え方です。

数字の「3」を持つイメージ
写真=iStock.com/tamaya
※写真はイメージです

「ポイントは3つあります」「次の3つの理由により」といった具合に、「3」という数字は脳が記憶しやすく、量としてもちょうどいいと言われています。

例えば、友人から「今度の旅行、ハワイに行こうよ」という提案をされたとして、その理由として「ハワイは暖かいから」だけだとどう思いますか?

確かにハワイは暖かくて快適ですが、「理由はそれだけ? シンガポールとかバリ島だって暖かいじゃん」と言いたくなります。

こういった感じで、理由が一つだけだと、どうしても不足感が出ます。

商品を買う場合も、「この商品が他社のものよりも安いからです」と伝えると、「え、安いだけで決めちゃったの?」とか、「安けりゃ何でもいいの?」みたいな疑問を抱かれるかもしれません。

2つでは安定せず、4つ以上は多すぎる

理由は主張や結論を支える土台となるものです。

この土台を1本の脚で支えると不安定ですし、2本でも安定しません。

カメラの三脚もそうですが、物を支える土台には少なくとも3本の脚が必要なのです。

しゅうマナビジネス『3秒で伝える コンサルが使う「シンプルな言葉で相手を動かす」会話術』(扶桑社)
しゅうマナビジネス『3秒で伝える コンサルが使う「シンプルな言葉で相手を動かす」会話術』(扶桑社)

実際に主張や結論を支える理由は4つでも5つでも構わないのですが、あまり多すぎると「もう少しまとめてくれよ」と思われるので、やはり3つがちょうどいい数なのです。

ハワイにした理由は…

「年中暖かいから」
「海や自然がものすごくきれいだから」
「もう一度行きたいとずっと思っていたから」

この商品を選んだ理由は……

「他社のものより安いから」
「デザインがものすごくいいから」
「期間限定で今しか買えないから」

といった具合に、3つの理由を添えることで説得力が高まり、より相手が納得感を生みやすくなります。