ダジャレを言われた時「安心サポートツッコミ」

周囲の空気を凍らせるダジャレで、恥ずかしい思いをしている人がいたら、あなたがツッコミ、スベリの共犯者になることで、場の空気も救える

突然ダジャレをぶっこんでくる人っていませんか? そう、あの周囲の空気を凍らせるオヤジギャグです。こんな時、あなたはどうしていますか?

スルーしますか? 何もなかったものとして、違う話題にいっちゃいますか? それとも「いや、それ、全然面白くないからっ‼」とみんなの気持ちを代弁して、先陣切ってツッコミを入れますか?

私なら、どの方法もとりません。しかし、どれも場合によっては間違いではありません。

そう、場合によっては。

では、どんな場合にこれらが成立するかというと、ツッコム側とツッコマレル側のラポール(信頼関係)が構築されていて、なおかつ、周囲が2人の関係性を認識している時だけ成立するのです。

テレビ番組などでは、この環境が整えられています。いわゆるスベリ芸と呼ばれている人は、自分がスベってイジられることがオイシイと認識しています。

逆にツッコミは、スベリ芸の人に遠慮するとスベリ芸の良さを殺してしまうことを知っています。だからこそ、あえて強めにツッコムのです。

視聴者もこの構図が面白いことを知っています。ドS対ドM。どちらも楽しんでいるということが感覚的にわかるのです。だからツッコマレタ側が納得していない表情や、笑いとは程遠いような顔つきをしていると、炎上騒動に発展することになります。

テレビ番組ですら、そうなのです。この状況を2人の関係性が約束されたものでもなく、周囲に認知されているのかも怪しい日常で行なったら、どうなるでしょう。私には多大なるリスクにしか見えません。