「一戸建て」の在庫がじわじわ増えている
不動産市場の「潮目の変化」を如実に示しているのが、一戸建て市場の動向です。
首都圏の中古住宅販売件数の推移を見ると、2022年5月くらいから、中古戸建住宅の在庫がじわじわ増えていることがわかります。
一方、中古戸建住宅の成約平米単価の推移を見ると、2022年の中頃あたりで頭打ちとなっています。しかも2023年5月からは下落に転じています。
また、「地域」ごとの成約件数を見てみると、やはり東京都区部と横浜・川崎市では強い上昇を見せていますが、埼玉県、千葉県のほか、横浜・川崎市を除いた神奈川県では需要の弱さが見て取れます。
こうした数字を見る限り、「マンションバブル」にトレンドの転換点が迫っていると考えられます。