猫背の人は下半身の筋肉も硬くなっている
①猫背、ストレートネックの方は「前のつながり」を特に意識
頭を前に出して背中を丸めた姿勢で長時間過ごしていると、上半身の「前のつながり」が短いまま固定されやすく、良い姿勢に戻りにくくなります。下半身では前ももが硬くなると骨盤を前傾させ、ひざの曲げる動作を制限します。
ひざ下は全体的に固まることで足首を伸ばす方だけでなく、足首を曲げる動きも悪くなります。主に反る動きのストレッチを部位ごとに行いましょう。
首や腰などは反る時に痛めやすい部位なのでストレッチをする際はゆっくりと行いましょう。もしくは全身がほぐれて温まった頃に行うと良いでしょう。
ストレートネックの人は「キャットアンドカウ」がおすすめ
②首が反りにくい方、足首が曲げづらい方は「後ろのつながり」を特に意識
「後ろのつながり」は、背中を丸めた状態でいると、常に伸ばされた状態で固定されます。反対に、胸を張った姿勢を長時間する社交ダンスなどでは背中や首の後ろが短くなりやすいです。
筋膜は短く収縮された状態と、長く引き伸ばされた状態の両方とも筋肉の働きを悪くします。テントのロープのように、前と後ろのつながりが均一に引っ張り合っていることが大切です。
首が反りづらい方のセルフケアとしてはキャットアンドカウと呼ばれるエクササイズがおすすめです。四つん這いになって全身を反ったり、丸めたりするシンプルかつ地味な動作ですが非常におすすめです。前後のつながりを交互に使うことで、よりバランスの良い身体になっていきます。
足首が曲げづらい方はふくらはぎのストレッチだけでなく足裏もテニスボールなどで緩めましょう。余裕があればすねもテニスボールで緩めると効果倍増です。