あれもこれもと欲張ると失敗する

でも、選ぶ基準は、あくまで自分が働く目的です。少しでもスキルアップしたいと思うなら、親や友人が何といおうと、規模は小さくても、いろいろな仕事を任せてもらえる会社を選べばいいでしょう。

お金を稼ぐのが目的であれば、たとえ通勤時間がかかっても、少しぐらいオフィスが古くても、いちばん給料がいい会社を選べばいいのです。

結婚相手を決めるのも同じことです。

性格なのか、ルックスなのか、経済力なのか。自分が相手にいちばん求めているものは何かを考えて選べばいいと思います。

あれもこれもと欲張ると失敗します。経済力を求めているのであれば、仕事が忙しくていつも帰りが遅くても、「もっと家にいてほしい」などと多くを求めないことが肝心です。

大谷翔平がヤンキースを一番最初に候補から外した理由

ここ数年、メジャーリーグの大谷翔平選手が、目覚ましい活躍を見せています。

つい先日、巨額の年俸でドジャースへ移籍することが報じられましたが、そもそも大谷選手がアメリカへ渡ったとき、彼はなぜ20球団以上からオファーを受けながら、ロサンゼルス・エンゼルスを選んだのでしょうか。

試合前にスタンドのファンからの声援に応える大谷翔平
写真=時事通信フォト
試合前にスタンドのファンからの声援に応える大谷翔平(2023年9月2日)

ニューヨーク・ヤンキースや同じロサンゼルスのドジャースといった名門に比べて、日本人には馴染みの薄い球団です。

しかも、近年の成績も芳しくありません。もっと強いメジャーな球団を選べばいいのに、と感じた人も多かったのではないかと思います。

実際、真っ先に獲得に名乗りを上げたのはヤンキースでした。金銭面でも最高の金額を提示しました。

ところが大谷選手は、いちばん最初に候補からはずしました。