大谷翔平選手がメジャーリーグのドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)という大型契約を結んだ。そもそも大谷選手は渡米時にヤンキースからオファーされていたが、それを蹴ってエンゼルスを選んだ経緯がある。順天堂大学医学部教授の小林弘幸さんは「大谷選手はチーム選びにおいて2つの条件を『軸』に決め、最高額を提示されてもブレることがなかった。結果、大谷選手はメジャーリーグで押しも押されぬスターになれた」という――。

※本稿は、小林弘幸『「シンプル」な選択が自律神経を整える理由』(青春新書プレイブックス)の一部を再編集したものです。

自律神経は「断捨離」で整う

近年、「断捨離」や「こんまりメソッド」、「ミニマリズム」や「シンプリスト」といった、身のまわりのモノを減らす「片づけ」がブームになっています。

それは世の中にモノがあふれ、多くの人が、何を捨てて何を残しておくべきなのか、「選択」に迷っているからにほかなりません。

「迷わない」ためには、いかに「迷う」きっかけをなくすか=選択肢を減らすかが大切ですが、その方法として、断捨離や片づけはとても有効だと思います。

断捨離をした時点で、選択の50%は終わりますから、あとは残しておくのか、捨てるのか、1つずつ減らしていけばいいわけです。

そして、身のまわりのモノを本当に必要なものだけにしておけば迷わないので、自律神経が整った状態で日々を過ごすことができます。

乱雑なワードローブ
写真=iStock.com/Liudmila Chernetska
世の中にモノがあふれ、「選択」に迷うことに(※写真はイメージです)

『フランス人は10着しか服を持たない』がベストセラーになったワケ

アメリカ人女性が、フランスの貴族の家庭にホームステイした体験を綴ったエッセイ『フランス人は10着しか服を持たない』(大和書房)がベストセラーになったのも、片づけがブームになったのと同じ理由からでしょう。

暮らしの質を高めるには、洋服は自分のライフスタイルに合ったものが、10着だけあればいいというものですが、これなどはモノを減らすための究極の1冊だと思います。

そういえるのも、実は私自身が服を山のように持っていた経験があるからです。

かつて勤務していたアイルランドで買ったセーターを、クローゼットに収まりきらないほど持っていて、妻にこっそり捨てられたほどです。

実際、捨てられてもまったく困らない、ほとんど着ていないものばかりでした。

洋装店を開くわけでもないのに、着もしない服を後生大事に取っておいても、場所を取るだけで、何の意味もありません。