「グローバルな子どもに育てたい」と、高額な英語教材を次々購入して早期教育に熱を入れ、虐待に近い指導を続けた結果、夫と離婚……。離婚や男女問題に詳しい弁護士の堀井亜生さんは「以前紹介した『スパルタ教育パパ』タイプのモラハラ夫とは違い、妻の側が子どもの早期教育に過剰に入れ込んだことがきっかけで離婚に至ることも多い。こうしたタイプの妻には、ある共通点がある」という――。
※本原稿で挙げる事例は、実際にあった事例を守秘義務とプライバシーに配慮して修正したものです。
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「グローバルな子に」と数百万円の英語教材をローンで購入

会社員のA夫さん(35歳)は、職場の5年後輩の女性と交際して結婚しました。

妻は結婚後に妊娠を機に退職。娘が生まれると、妻は「グローバルな子に育てたい」と言い出して、教育について熱心にSNSで調べるようになりました。