「これは得意だ」とあぐらをかいてはいけない
3、今持っている、成している「善きことをさらに伸ばす」努力
これは、一見当然のことのように思えるかもしれないが、改めて見直したい努力だ。なぜなら、人はある程度力がつくと、その善きところを更に伸ばす努力を怠りがちだからだ。長年一つのことを続けていると、力がついて周囲からも認知されるようになる。
「この仕事ならあの人」と、信頼と仕事を勝ち得るフェーズに入る。けれども、そこにあぐらをかいてしまってはいけない。腕は磨かなければすぐに鈍ってしまうのだ。更にそこに需要があれば、ライバルも新規参入者も、どんどん這い上がってくる。今行っている善きことは、さらに伸ばし続ける努力が必要なのだ。
「楽をしたい」に抗い、挑戦し続ける
4、今までやったことのない「善きことに挑戦していく」努力
これも、当たり前のことのようでいて、歳を重ねるごとに新たなチャレンジはしづらくなる。人間はどうしても楽をしたい生き物だ。放っておくと、安泰なところにとどまりたくなる。だからこそ、今までやったことのない「善きこと」に挑戦していく努力が必要となる。
どうだろうか。これは、今から2500年以上前に説かれた、一流になるためのブッダの教えだ。
古今東西、一流と言われる人はやはり努力を欠かさない。
褒められようが、褒められまいが、認められようが、認められまいが、常に努力を欠かさない人が、やがて一流と呼ばれるようになるのだ。