会社の業績を立て直すには、どうすればいいのか。経営コンサルタントの小宮一慶さんは「経営の神様と呼ばれた京セラ創業者の稲盛和夫さんは、JALの再建で効率的なコストカットを断行した。稲盛さんは『お客さま第一』を徹底しながら、コストカットを進める達人だった」という――。(第2回)
※本稿は、小宮一慶『だから、会社が倒産する』(PHPビジネス新書)の一部を再編集したものです。
「コストカット=リストラ」には要注意
コストカットという言葉から、人員の整理を連想する方もいるでしょう。もちろん、いざというときにはリストラも考えなければいけませんが、認識しておくべきなのは、もしも業績が回復したとしても、一度雇用契約を切った従業員に戻ってきてもらうのは現実的ではないということです。とくに日本の場合、「出戻り」は稀であると考えたほうがいいでしょう(ただし、良い会社では出戻りがあります)。
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